新生活、社会人になってまもなくは、まとまった買い物ですぐお金がなくなってしまいます。現金一括払いも厳しいですよね。そんな新社会人にとって、心強い味方がクレジットカードのボーナス払い!その使い方やメリット、デメリットをまとめました。
ボーナス払いの基礎知識!使い方はとてもカンタン
クレジットカードのボーナス払いは、文字通り夏・冬それぞれのボーナスの支給タイミングに合わせて、買い物の支払いをするというサービスです。使い方を覚えておくだけで、「今月、ちょっと支払いが重なっちゃうな…」というストレスを一気に軽減することができます。
通常の一括払いと、ボーナス一括払いの違い
クレジットカードで一括払いを選択すると、大抵は翌月の指定日に銀行から引き落としがされます。それに対して、ボーナス一括払いは夏や冬のボーナスが支払われたタイミングで、銀行からの引き落としが行われるのです。
ちなみに、夏か冬のボーナスのどちらで支払いになるかは、お買い物をしたタイミングで決まります。ボーナス払いは多くの店舗で活用できますが、一部店舗では利用できないことも。支払い前などのタイミングで、店員さんに聞いてみるといいでしょう。
ボーナス払いの使い方!夏・冬どちらの支払いになるの?
ボーナス払いを使うのは簡単で、支払い時に申請をするだけです。その際、「ボーナス一括払い」か「ボーナス2回払い」のどちらかを選べます。夏のボーナスだけで支払うのか、夏と冬それぞれのボーナスで支払うかの違いですね。
夏・冬どちらのボーナスで支払われるかは、カードによって設定が異なります。例えばJCBカードの場合、12月16日〜6月15日で支払ったものは、夏のボーナスが適用されて8月10日に引き落とされます。7月16日〜11月15日の支払い分は冬のボーナスが適用されるので、翌年1月10日に引き落としがあるという感じです。(2019年3月時点)
これを見てわかりますが、ボーナス払いを選択できない期間もあります。ボーナス払いを選ぶ際は、皆さんが持っているクレジットカード会社の情報を、事前にチェックしておきましょう。
新社会人がボーナス払いを使う3つのメリット!
ボーナス払いはとても便利な手段です。中でも次の3つのメリットがあります。
ボーナス払いのメリット①支払い方法が簡単
先述の通り、ボーナス払いは店頭で告げるだけなのでとても簡単です。事前に特別な申請は、必要ありません。
ボーナス払いのメリット②支払いを後回しにできるので、家計に余裕が生まれる
ボーナス払いを使えば、例えば12月の支払いが8月にまで延ばせるなど、7ヶ月以上の空白が生まれます。つまり今支払いが厳しくても、家計をやりくりする余裕を作れるというわけです。
ボーナス払いのメリット③金利手数料がかからない!
クレジットカードで分割払い、ローン払いを選ぶと、その期間に応じて金利手数料を支払わないといけません。しかしボーナス払いなら、余計な金利手数料を支払わなくてもいいのです。
ボーナス払いの2つのデメリット!利用するときには十分注意しよう
ボーナス払いは魅力的なメリットが並びますが、注意すべきデメリットもあります。特に次の2つには、十分注意しておきましょう。
ボーナス払いのデメリット①支払いが終わらないと、利用限度額を圧迫し続ける
クレジットカードには一定の利用限度額があります。皆さんのクレジットカードの利用限度額が月10万円だったとします。そこで5万円の買い物をして、全てボーナス払いとしました。
すると、この5万円の支払いが完了しない間、利用限度額を圧迫し続けるのです。つまり、皆さんは月5万円しか利用することができないということになります。実質半額というわけですね。
普段からクレジットカードを5万円以上使っている人は、満足な買い物ができなくなります。普段の使っている金額と、ボーナス払いで買おうとしている物の金額は、しっかりチェックしておきましょう。
ボーナス払いのデメリット②会社からボーナスの支給がなくても、支払いは発生する
ボーナス払いというのは、ボーナス支給日になりやすい6〜8月、12月に支払いタイミングをずらすという方法です。会社からボーナスが支給されなくても、そのときには必要な金額がないといけません。
企業の中には、入社1年目の社員に対しては、月給の2倍といった金額でボーナスを支給せず、10万円以内の「寸志」という形をとることもあります。つまり新社会人の皆さんは、ボーナスを満額で支払われないこともあるわけです。万が一会社から十分なボーナスが支給されなかったときに備えて、しっかり貯金をしておいたほうがいいでしょう。
まとめ
新社会人がクレジットカードをゲットした直後は、クレジットカードをそこまで頻繁に利用する機会はないかもしれません。しかし適度なタイミングでカードを使い続ければ、ここぞという大事なシーンできっと活躍できるくらい、利用可能額は引き上げられていることでしょう。
ただし!くれぐれも使いすぎや限度額オーバーにはご注意くださいね。