ドコモが発行するクレジットカードに「dカード」があります。dカードは、通常のクレジットカードの機能のほか、「iD」という電子マネーが搭載されています。
ここでは、iDとクレジットカードの違いについて解説します。
iDとは
電子マネーの一つに当たるiDは、後払い式を採用している電子マネーになります。下記で、iDの特徴とメリットについて紹介します。
iDの特徴とメリット
多くの電子マネーは、チャージして利用するプリペイド式を採用されています。後払い式決済の電子マネーであるiDは、電子マネーとしてかざすように使えるようになっていますが、後払いなので請求自体はクレジットカードで処理されることになります。iDは、dカードと紐づいているので、実際はdカードのクレジット払いということになります。
では、iDを持つことの特徴とメリットはどのようになっているでしょうか。
電子マネーiDを持つことの4つのメリット
1. スピーディなスマート決済
電子マネーの最大のメリットは、サインレスでスマートに決済を完了できることではないでしょうか。使い方はとても簡単で、iDでの支払いを店頭で伝え、決済端末へiDが搭載された携帯をかざすだけで支払いを完了させることができます。 小銭を出す必要がないため、レジ前の混雑を回避することもできます。
2. ポイント還元
Dカード付帯のiDは、基本的にクレジットカードを使っているのと扱いは変わらないため、利用した分に対しての1%の還元率でポイント還元を受けることができます。これを「dポイント」と言います。例えば、年間50万円の利用で5000円分のポイント還元になります。
また、dポイントではマクドナルドなどでも使いやすいため、使う場所にも困りません。
3. クレジットカードを出さなくても決済が可能
Dカードを薄型のカードケースに入れておけば、他にICチップを搭載しているカードが入っていなければ、カードケースの決済端末にかざすだけで決済を完了できます。
4. Apple Payならさらに利便性がUP
Dカードは、Apple Payに対応しているので、iPhoneに登録することでiDとしてApple Payを利用できます。イオンや大手のショッピングセンターでは、電子マネーに対応しているところが多いので、iPhoneを持っているだけで財布やカードケースを持つこともなく決済を完了することができるのです。
クレジットカードとの違いとは
iDは、上述にもあるように電子マネーとして決済端末にかざして決済を完了することができます。クレジットカードは、決済端末へカードを通して決済を完了させます。iDは非接触型で決済を行え、クレジットカードは接触型の決済方法ということになります。ただし、iDはdカードと紐づいていますのでクレジットカード決済となり後払いで請求されることになります。
Dカードのクレジット決済の特徴とメリット
1. 高額支払いへの対応が可能
電子マネー決済は、1回での利用額に制限を設けられていることがあります。しかし、クレジットカード払いであれば、基本的にはクレジットカードの上限利用額内であれば使うことができます。
大きな金額の買い物をする際は、dカードを携帯しておくことで使うことが可能です。
2. キャッシュレスで買い物しやすい
今は多くのお店でクレジットカード決済に対応しています。また同様に電子マネーも使える店舗が増えていますので、基本的にはあまり高額な現金を持ち歩かなくても買い物をすることができます。
クレジットカードやiDは紛失や盗難保険が付帯されているので、万が一悪用されたり紛失しても、保障を受けることができるので、高額な現金を持ち歩くよりも安全です。
3. dポイントを2つのルートから還元を受ける
Dカードでは、店頭にて「提示」して「決済」で利用することにより2倍のポイント還元を受けることができます。
提携クレジットカード
iDは、dカードだけについているわけではありません。ここでは、dカード以外でiD付きの提携クレジットカードをいくつか紹介します。
Orico Card THE POINT
年会費無料の人気が高いクレジットカードです。ポイント還元率(1%〜2%)が高いことが特徴で、オリコの次世代カードになります。
三井住友カード クラシック
ICチップが搭載されたセキュリティの高いクレジットカードです。年会費は初年度無料で2年目以降は1375円ですが、条件付きによって無料の場合もあります。ポイント還元率は0.5%〜2.5%となっており、オリコカード同様に人気の高いクレジットカードです。
三井住友カード ゴールド
インターネット入会では初年度の年会費が無料になる三井住友カードのゴールドカード。2年目以降の年会費は11000円、ポイント還元率は0.5%〜2.5%になります。
まとめ
ここまで、後払い型の電子マネーiDとクレジットカードの違いについて解説してきましたが、いかがでしょうか。iDとクレジットカードをうまく使い分けながら利用することで、多くのメリットを受けることができます。