イオンのETCカードはお得?メリットとデメリット徹底解説

年会費永年無料でお買い物に便利でお得なイオンカードですが、ETCカードもイオンでつくる必要あるかしら?と考えている人も多いはず。様々なクレジットカードで追加発行や自動付帯のETCカードが用意されている中で、イオンのETCを選ぶべきかどうか。今回はそのメリットとデメリットについてまとめました。

AD

イオンのETCカードとは

イオンカードが発行しているETCカードには、クレジットカードとは別に発行される「ETC専用カード」とクレジットカード一体型の「イオンETCカード」の2種類があります。イオンのETCカードの特徴と、ETC専用カード、イオンETCカードそれぞれについてここではご説明したいと思います。

イオンのETCカード概要

イオンカード発行のETCカードは年会費、カード発行手数料ともに無料です。他のクレジットカード会社が発行するカードの中には、年会費を無料にするための条件があったり、初年度は無料でも2年目以降有料や、カード発行手数料が必要というカードもある中で、年会費も発行手数料も無条件に無料のカードというのが最大の特徴です。ETCカードの利用料金については、イオンカードの利用料金と合わせて指定口座から引き落としされます。ETCカードの利用履歴についても、イオンカードの利用明細に一緒に記載され、ETCカードだけの明細を分けるということはできません。ちなみに、イオンのETCカードはクレジットカード1枚に対し、1枚発行することができます。イオンカードでは、無料で最大3人分までの家族カードの発行が可能なので、4人家族であれば、本会員カード+家族カード3枚で、一人1枚ずつクレジットカードとETCカードを所有することができます。

ETC専用カードとは

ETC専用カードは、ETCカードの機能だけをもったカードで、クレジットカードとは別に発行されます。物理的には分離されていますが、実際のETC利用代金については、クレジットカードと利用したETCカードを紐づけて、同じ口座から引き落としがされるようになっています。クレジット機能がついていないので、自家用車など普段利用する車の車載器にETCカードを挿したままでも大丈夫です。ただし、挿しっぱなしに慣れてしまいレンタカーや普段利用しない車に挿したまま残さないように気をつけてください。

イオンETCカードとは

イオンETCカードは、クレジットカードとETCカードが1枚にまとめられたカードで、一体型カードと呼ばれています。クレジットカード自体にETCカードの機能がついているので、クレジットカードとETCカードの2枚を持たなくて良いというのが、カードを複数持ち歩いている人に好まれています。クレジット機能がついていますから、車に載せたままにするとカードの不正利用などのリスクが高まりますので、車を降りる際には必ずカードも抜きとるようにしましょう。

イオンのETCカードはお得?メリットとデメリット徹底解説

AD

メリットとデメリット

イオンのETCカードの種類が分かったところで、いよいよ発行するかどうかの判断材料が欲しいですよね。イオンのETCカードを持った場合の、メリットとデメリットについてここではまとめてみました。ぜひこちらを一読して判断の参考にしてみてください。

メリット

【その1】ETCマイレージサービスへの登録で高速道路通行料がお得に!
「ETCマイレージサービス」は、ETCで有料道路の通行料を支払った際にポイントが貯まり、貯まったポイントをETC通行料に充てることができるサービスです。登録や年会費等は無料で、イオンのETCカードではなくても申し込むことができますが、ETCカードを持つからにはこちらも併用して損をしないようにしましょう。ちなみに還元率は最低でも1%以上ですが、通行する地域によっては、10%以上還元されるところもあるようです。ETCカードを作ったら、この「ETCマイレージサービス」への登録を忘れないようにしてください。

【その2】ETCの利用により貯まる「ときめきポイント」
「ときめきポイント」は、イオンカードを利用することによって貯まるポイントです。イオンなどの店舗での買い物のほか、公共料金や携帯電話料金、家賃等の支払い、ETCの利用でもイオンカードの支払いであればときめきポイントが貯まる仕組みです。貯まったポイントは様々な商品や電子マネーに交換したり、イオングループのオンラインショップでも利用することができます。ETC利用も無駄なくポイントに貯められるので、普段からイオンのお買い物が頻繁という人にはちょうど良いですね。

【その3】ETCゲート車両損傷お見舞制度
イオンカード付帯のETCカード最大のメリットは、「ETCゲート車両損傷お見舞金制度」です!イオンカード会員本人が運転もしくは同乗した車両が、ETCカード使用中にETCゲートの開閉パーに衝突して車両を損傷した場合に年1回まで一律5万円分のお見舞金を受け取れるという制度です。対象となるのは、イオンカードの会員本人や配偶者、同居家族、別居していたとしても生計を共にする未婚の子どもが所有する車か、会員本人がレンタカー等で借りた車になります。なさそうであるのが、開閉バーとの接触事故。万が一、接触事故があった場合、見舞金の請求には30日以内に事故受付ダイヤルへの連絡が必要になります。ただし、運転者側に重大な過失があると支払われないケースがあります。支払い対象外の理由はイオンクレジットサービスの公式ページで確認してくださいね。

デメリット

【その1】基本のポイント還元率が「0.5%」
イオンのETCカードのポイント還元率は「0.5%」です。特別低いというわけではありませんが、還元率が1%以上のクレジットカードがほかに沢山存在するので、高いとは決して言えないというのが正直なところです。しかしながら、年会費無料で、イオングループで利用すればポイント還元率は1%以上ですし、お客様感謝デーには5%割引が適用されるという特典も。なのでETCカードの発行が目的であれば、他にも年会費・発行手数料無料で高還元率のカードを選ぶべきです。ただし、イオングループでのお買い物が多いという人にとってはついでにETCカードを無料で手に入れられてポイントも貯まり、とてもお得です。

【その2】国際ブランドが選べないケースも
イオンのクレジットカード自体は、様々な種類がありますが、一部国際ブランドを選べないカードがあります。具体的には、ディズニーデザインのイオンカードはJCBのみ、ミニオンズデザインのイオンカードはMastercardのみとなります。いくつかクレジットカードを持っていて、異なる種類の国際ブランドを持ちたいという要望があれば、デザインは二の次になります。逆にデザインにこだわるのであれば、国際ブランドへのこだわりは捨てた方がいいですね。

まとめ

生活に密着したイオンのクレジットカードだからこそ、イオングループの利用があるかどうかで、ETCカードの発行カードを考えてみてください。ETCカードを無料で作るという理由だけでイオンのETCカードを選ぶと損こそしませんが、もったいないかもしれません。逆に、よくイオングループを利用するなら、無料で作れてポイントも貯まり、お見舞金制度のあるETCカードはおすすめです!