おすすめのJCB法人向けクレジットカード3選

個人事業主や法人代表者となれば、やはり持っておきたいのが法人クレジットカードですよね。経費処理や、事務作業の効率化は当然のことながら、ポイント還元やカード会社ごとに付帯している保険や特典などでオトク感も違います。これから法人カードを作ろう!という人のために、今回は日本を代表する国際ブランド「JCB」の法人カードについてまとめてみました。

AD

法人向けJCBカード3選

個人のクレジットカードなどで、JCBのオトク度を感じている人は、法人カードでもJCBを!とお考えかもしれませんね。ここでは、JCB法人カードならではのメリットを改めて振り返りつつ、法人カードで選ぶべきJCBカードをご紹介したいと思います。

JCB法人カードのメリット

その1:JCBオリジナルシリーズパートナー
JCB法人カードで貯まる「Oki Dokiポイント」の還元率は通常0.5%と、他社の法人カードと比べて特別高くも低くも無い…というのが正直な感想です。しかし、JCBオリジナルシリーズパートナーに登録されている優待店でJCBカードを利用すると、通常よりもOki Dokiポイントが貯まります。例えば、スターバックスなら10倍(還元率5%!)、Amazonやセブンイレブンなどで3倍(還元率1.5%)、ビックカメラや出光昭和シェル、タイムズパーキングなどで2倍(1%)というように、ビジネスで利用頻度の高い店舗が優待店に多く含まれているので、経費がかかるカフェ利用や備品・消耗品等の購入やガソリン代などの支払いがぐっとオトクになりますね。

その2:JCBスターメンバーズ
「JCBスターメンバーズ」は、年間で一定額以上JCBカードを利用するとオトクな特典が受けられるメンバーシップサービスのことです。利用金額に応じてメンバーランクが分かれており、例えば年間で税込50万円以上利用するとポイント還元率が1.2倍に、100万円以上で1.5倍になります。法人カードで様々な経費を支払うとなれば、年間100万円というのもさほど難しい条件ではありませんので、ほとんどの法人カードで基本のポイント還元率を上げることができそうです。

その3:ETCカードの年会費無料 法人カードでは、やはりETCカードも追加で作りたいという方がほとんどですが、JCB法人カードで追加発行できる法人ETCカードは、年会費永年無料!しかも、1枚の法人カードで法人ETCカードを100枚まで発行することが可能なのです。もし、ビジネスで車の利用機会が多い会社ならETCカード年会費無料&複数枚発行はとても魅力的ですね。

JCB法人カード3選

JCB法人カードはビジネスシーンでオトクに使えるカードではあるのですが、1点注意が必要です。メリットでご紹介した「JCBオリジナルシリーズパートナー」と「JCBスターメンバーズ」を利用できるのは、プロパーカードだけという点です。国際ブランドにJCBが付いた法人カードはいくつかありますが、プロパーカードは5種類。しかもこれらポイントバックの特典を受けられるプロパーの法人カードはなんと3つしかないのです!

カード種類JCB一般法人カードJCBゴールド法人カードJCBプラチナ法人カード
年会費1,250円
※初年度無料
10,000円
※初年度無料
30,000円
追加年会費1,250円
※初年度無料
3,000円
※初年度無料
6,000円
ポイント還元率0.50%0.50%0.50%
ポイント有効期限24ヵ月36ヵ月60ヵ月
海外補償最高3,000万円最高1億円最高1億円
国内補償最高3,000万円最高5,000万円最高1億円
ショッピング補償年間最高100万円年間最高500万円年間最高500万円
こんな人にぴったり零細企業や社員数名の中小企業の経営者や個人事業主出張が多い会社におすすめ国内外問わず、接待や出張、高額決済の多い会社におすすめ

プロパーカードですので、3つのどれを選んだとしても、対外的な信用度は高く、特に偏りなく全体的に高いサービスを受けられるので、総合力の高い法人カードと言えると思います。選び方としては、法人規模や事業内容でステータスを選ぶ必要はあると思います。個人事業主の方であれば、海外での活動がメインということでない限り、年会費の手ごろな一般法人カードがおススメです。また、零細企業や社員数名規模の中小企業の経営者・役員の方も、特に海外出張が多いといったことが無ければ、まずは初年度無料で一般法人カードを作ってみて、利用額や利用シーンを見て2年目以降にゴールド・プラチナといった上位カードへの切り替えを検討されるのが現実的だと思います。出張が多い、決済額が大きい法人であれば、ゴールドもしくはプラチナカードがおススメです。しかしながら、いずれの場合も海外出張がとにかく多いということであれば、やはり国際ブランドの中で海外の加盟店が一番少ないJCBなので、他社の法人カードをおススメします。出張が多くても国内がメインであればコスパの高い法人カードになると思います。

作り方

JCB法人カードの違いがわかってきたところで、実際法人カードをどのように作ったらよいのでしょうか。初めて作るという人であれば、申し込みに必要なモノはなにか、申込時の注意点、審査などいろいろ心配になることがありますよね。ここでは法人カードの作り方について詳しくご紹介していきたいと思います。

AD

申込みの流れ

申し込みには様々な方法がありますが、最も簡単なWEB申込についてご説明します。流れとしては、公式HPにアクセス→フォーム入力→審査→入会申込書返送→書類確認→発行となります。公式HPのフォームには、法人と代表者の信用情報や、会社住所、支払い口座、申請者情報を入力します。所要時間はおよそ15分前後でしょうか。フォームに入力された情報をもとに、発行会社でカード発行の審査を行います。審査に通過すると、「JCB法人カード入会申込書」と「返送用封筒」が送られてきます。必要事項を記入し捺印した申込書を返送する際には、必要書類も一緒に送り、不備がなければ、あとはカードの発行を待つばかりです!

必要書類

入会申込書と同封しなければならない必要書類は1つだけ。本人確認書類です。必要書類は「法人代表者」なのか、「個人事業主」なのかによって用意するものが異なります。個人事業主の場合、本人確認に必要な書類は1点です。運転免許証もしくは、運転経歴証明書、パスポート、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバー、住民票写し、保険証のいずれか1つを選び、氏名、生年月日、現住所が分かるページをA4用紙に原寸大で1部コピーします。保険証の場合は公共料金や社会保険料の領収書等で情報補完が必要です。法人代表者の場合は、個人事業主と同じく代表者の本人確認書類に加えて、法人の現在事項全部証明書もしくは履歴事項全部証明書のいずれか1つを発行日から6か月以内のもので用意してください。

審査期間

JCB法人カードの審査期間については、個人カードのように「最短〇日!」と決まっているわけではありません。ホームページで通常より時間がかかると記載されている時もありますので、3~4週間ほど余裕をもって考えていれば間違いないでしょう。

まとめ

JCB法人カードを作る場合には、あなたが個人事業主なのか、法人代表者なのかによっても選ぶべきカードと準備するものが異なります。いずれにしても、ポイント還元で特典をしっかり受けられるのはプロパーカード3つのみです。個人事業主もしくは従業員数の少ない法人であれば、一般カードもしくはゴールドカードで1年様子を見てからステータス変更が現実的だと思います。