クレジットカードの分割払い・リボ払いの違いをマスターしよう!

家電やPCなど、新社会人は何かと大きな買い物をするシーンに出くわします。そんなときに便利なのが、クレジットカードの「分割払い」と「リボ払い」。2つのメリットとデメリットを正しく理解して、賢くクレジットカードを使いましょう!

AD

分割払いの特徴とメリット・デメリット

クレジットカードの分割払いは、名前の通り買い物の料金を、何回かに分けて支払う方法です。回数指定はかなり細かくできて、2回払いから最大60回払いにまで対応しています。分割払いは一括払いと違い、支払い金額に金利手数料がかかるという特徴があります。

分割払いのメリット

唐突に高額なものを買う必要が出たり、海外など普段は行かない遠方への旅行に行ったり。こうした大きな買い物をするとき、分割払いは心強い味方となります。また、この後に紹介するリボ払いと比べて金利が低く設定されているので、結果的に支払う金額を抑えることにもつながるのです。

月々の支払いが抑えられるので、普段の買い物を圧迫することが少なくなります。計画的に利用すれば、ちょっとした贅沢や思い出づくり、自分磨きのためなど様々な目的で活躍してくれます。

分割払いのデメリット

分割払いのデメリットは、やはり金利手数料の存在でしょう。例えば100,000円の買い物をした場合、結果としてみなさんが支払う額は100,000円プラスアルファとなり、一括払いより多い金額を支払うこととなります。1度のお買い物につき分割払いは選択できるので、繰り返し使っているとどのお買い物の支払いがあと何回残っているのか、わからなくなることも多いです。

また、分割払いにしたお買い物の金額は、支払いが完了するまで通常のショッピングの利用枠を圧迫し続けるのです。30万円の利用枠に対し、10万円分の買い物を分割払いにしたとします。すると、通常のショッピングでは、30万円から返済残額を引いた金額(初月であれば30-10=20万円)しか使えなくなるのです。

リボ払いの特徴とメリット・デメリット

リボ払いの正式名称は「リボルビング払い」で、クレジットカードの利用額に関わらず、毎月同じ金額を支払うという方式です。メリットも大きい反面、使い方を間違えると怖い事態になりやすい支払い方法でもあります。

AD

リボ払いの2つの方式

リボ払いにはいくつか種類がありますが、代表的なものは「定額方式」と「残高スライド方式」の2つです。定額方式はその名前の通り、利用額にかかわらず支払う額は常に一定です。それに対して残高スライド方式は、支払い残高に応じて月々の支払額が変わります。

例えば、リボ払いの方法を「支払い残高が10万円以上なら2万円、10万円未満なら1万円を支払う」と設定します。これによって、累積の利用額が10万円以上になったら2万円支払い、残りの支払い金額が10万円を切れば、1万円の支払いになるというわけです。もちろん、支払い残高がなくなるまでは月々一定の支払いをする必要があります。

AD

リボ払いのメリット

リボ払いのいいところは、使った金額にかかわらず支払いが一定なので、家計の管理が楽になるということです。例えばクレジットカードの支払いを毎月5万円ずつと設定すれば、家賃や水道光熱費のような固定費として、クレジットカードの支払いを計算できます。

それに、リボ払いは残額を好きなタイミングで繰り上げ返済することも可能です。夏・冬のボーナスが入った頃に、残っている支払いを済ませるなんていう、擬似的なボーナス払いもできます。

リボ払いのデメリット

毎年、リボ払いでクレジットカードの返済が滞ってしまうというトラブルを起こす人が多くいます。その理由は、自分がどれくらいクレジットを使っていたかわからなくなるからです。毎月の支払いが同じと行っても、その支払い以上にクレジットを使えば、そのうちクレジットカードの利用限度額を超えてしまいます。リボ払いでは、限度額まであとどれくらいかが把握しづらくなってしまうのです。

また、リボ払いは分割払いよりも、金利手数料が高く設定されていることが多いです。繰越払いをうまく使って支払い残高を減らさないと、自分が思っていたよりずっと多くの金利を支払っていることになりかねません。

分割払いに向いている人、リボ払いに向いている人

分割払い・リボ払いはそれぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。では、この2つの支払い方法に向いている人とは、どんな人でしょうか?

分割払いに向いている人は、大きな買い物をする人

分割払いは、家電・PC・旅行といった大きな買い物をするときに効力を発揮します。「年に1回は海外へ行きたい!」「最新スペックのPCを手に入れたい!」こういう買い物をする機会が多い人は、分割払いの恩恵を得やすいです。

AD

リボ払いに向いている人は、平均的な支出を把握できている人

リボ払いの魅力は、毎月の支払いが決まっているため計算しやすいということです。これをうまく活用できるのは、自分が毎月どれくらい支出するかを把握できている人です。毎月の平均支出に対して、臨時の買い物がどれくらい発生するか。それを踏まえてリボ払いの金額を決められれば、大きな失敗はまず起こらないでしょう。

まとめ

クレジットカードのキャッシング機能は、一歩使い方を間違えると返済ができなくなったり、それによって信用を失ったりという怖い側面があります。しかし、金利手数料や返済方法の種類を把握すれば、いざという時とても役立つでしょう。「キャッシングは怖いから使わない」とシャットダウンせず、ぜひこれを機に色々なクレジットカードのキャッシングの特徴を調べてみてください!