クレジットカードの審査に落ちるのは「収入」と「信用」が問題?

クレジットカードに申し込んだけど、審査落ちしてしまった…という経験はありませんか?審査落ちをしたとき、クレジットカード会社は理由を教えてくれないものです。審査落ちになる場合の原因について、この記事では解説いたします!

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審査に落ちる主な理由は「収入と信用が足りていない」こと

収入と信用が足りないと審査に落ちる

理由として最も多いのは「返済能力が低い」と判断された場合、というのが一般的な考え方です。次いで「過去に金融事故情報がある」「多重申込み」「クレジットカード持つのがはじめて」という場合で、大体の審査落ちがこれらのパターンのうちのどれかに当てはまっているはずです。
つまり、クレジットカード会社が審査で重要視しているのは「収入と信用」であると考えることができるでしょう。理由はさまざまですが、収入か信用の問題であることがほとんどなのです。
ただ、筆者も一度審査落ちを経験していますが…慌てる必要はありません!審査落ちの原因と対策について、以下で詳しく解説していきます。

審査に落ちる16の理由

収入と信用の問題を細分化すると、次のようになります。

自分の属性に関する理由

自分の属性については、そう簡単に変えられる部分ではないかと思いますので、対策としては入会条件が厳しくないカードを選ぶなどの対応がもっとも現実的です。

1, 職業が不安定
無職の方は言うまでもなく、アルバイトやパート勤務、派遣社員といった職業の方だと、審査においてマイナスの評価を与えることがあります。

2, 収入が少ない
毎月の収入が10万円を下回ると返済能力が低いと判断され、審査に落ちる可能性が高いようです。特にゴールドカードやプラチナカードへの申込には、一定以上の収入が必須です。

3, 年齢が不十分、もしくは高齢すぎる
ゴールドカードやプラチナカードなどでは、若いという理由で審査に落ちやすくなることもあります。信用がまだ十分に積まれていないという意味合いです。30歳以上であればほとんどのクレジットカードで申込が可能でしょう。また、年齢が60歳以上になるとクレジットカード審査が徐々に厳しくなっていきます。カード利用者本人の死亡リスクをカード会社が考え始めるのです。

4, 勤続年数が短い
再就職してから日が浅い場合や、アルバイト先を見つけた直後といった場合には、審査に不利に働く場合もあります。

5, 居住年数が短い
言い換えればまたすぐ引っ越しする可能性が高いともとれ、カード会社からすると夜逃げのリスクを恐れての対策と考えられます。

6, 賃貸物件に住んでいる
こちらも夜逃げのリスクが理由です。ただこれだけが理由で審査落ちすることはまずありません。

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利用歴に関する理由

利用歴に関しては、ご自身が知識を持ってお金の管理をきちんとしていれば改善できる部分です。ぜひこの機会に確認して、長い目で見ていい履歴を作ることに挑戦してみましょう。

7, 借入金額が大きい
消費者金融などからすでにお金を多く借りている場合、審査において不利に働きます。特にクレジットカード会社は消費者金融の利用歴を嫌う傾向にあるので、2社以上を利用している方は審査になかなか通らないと思った方がよさそうです。
なお、住宅ローンや車のローンなどはそこまで影響しません。

8, リボ払いを使っている
キャッシング等の借入歴がなくても、リボ払い残高が膨らんでしまっているとクレジットカード審査において不利になります。

9, 過去に返済遅延がある
過去にクレジットカードや消費者金融の返済を遅延した経験があると、審査ではマイナス材料になります。特に3ヶ月にわたって返済遅延を起こしてしまうと「延滞」とされ、しばらくはクレジットカードを作れないと思ったほうがよいです。

10, 過去、自己破産や任意整理をした
お金にルーズな人であると判断されるので、破産などの経歴がある方には極力カードを発行したくないというのがカード会社の事情です。

11, カードをたくさん持っている
カード会社は、使ってもらえる可能性が低い人への発行には消極的になります。きちんと返済がしてもらえるか不安だという理由もありますね。

12, 頻繁に申込をしている
お金に困っていると判断されるので、申し込みがあまりにも多い人というのはカード会社がカードを発行したくない類の人になります。

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申し込みの不備に関する理由

申し込みの際の不備に関してはただの不注意になりますので、慌てずにダブルチェックしてから提出しましょう。重要書類が書けない人のことは、なかなか信用できないものです…。

13, 身分証明書と現住所が違う
重要視される項目なので、身分証の住所についてはしっかり確認しておきましょう。

14, 生年月日等の欄に間違いがある
生年月日や氏名というのは間違えようのない部分だと考えられているので、間違えている人というのは本人になりすましているか、もしくは生年月日等を偽造してカードを申し込もうとしていることが疑われてしまいます。

15, 銀行印が違う
引き落とし用として登録した銀行の銀行印が間違っている場合も審査落ちする可能性大。登録した銀行印は確実にわかるようにしておきましょう。

16, 虚偽の記載をしている
たとえどんなよくない利用歴があったとしても、申込時には正しい個人情報を記載するようにしましょう。バレると、詐欺行為の記録が残ることになります…。

その他の理由

他にも、よくある名前の方は同姓同名の誰かと間違われて審査落ちしてしまうという可能性も。この場合は自分で個人信用情報機関に情報開示を依頼することで対応できます。

審査に落ちないためには長期の対策が必要

短期的にできる対策は限られている

すぐできる対策と、長い目で見た対策がありますが、より根本的なのは長期的な対策になります。

1, 審査の通りやすいクレジットカードに申込もう
審査はカード会社によって、またそのカードの種類によって大きく基準が変わります。申し込もうとしているカードの審査基準を知って、基準の厳しくないものを選ぶようにするのが最も手っ取り早い対策です。

2, 申し込みフォームは丁寧に記入しよう
また、申し込みフォームの入力を間違えてしまうだけで審査はマイナス評価に。誤字や入力ミスに注意して、また当然のように虚偽の報告は致命的で、必ずバレるものです。絶対にやめましょう。

3, クレジットヒストリーを磨こう
短期的に審査通過のためにやれることは限られているため、いつクレジットカードを申し込んでも審査に通るためには、クレジットヒストリーを磨く必要があります。長い目で見て、利用履歴を汚さないことに気をつけましょう。

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もし審査に落ちてしまったら?

各カード会社側からすれば、一度審査に落ちてしまった人というのは信用力という部分で、通常の申込者より審査は厳しくせざるを得ないもの。6か月ほどは期間をあけて、信用力をあげるほうが審査は通りやすくなるとされています。
一度審査に落ちたからもう二度と審査を通過できないというわけではなく、審査落ちの事実は約6か月間、個人信用情報機関に登録されますが、ブラックリストに掲載される状態とは異なるため、心配をする必要はありません。

まとめ

審査に通らなかった場合は、まず落ち着いて自分で原因を分析してみましょう。次は審査に通りやすいカードに申し込んでみる、などで対応できることもありますが、長期的にクレヒスを構築していくことが結果的に一番の近道になります。長い目で見て対策をし、カード会社に信用される人間になりましょう!