ブラックリストに載りたくない!注意点をご紹介

クレジットカードは賢く使って、便利に生活したいもの。そこで知っておきたいのがブラックリストの存在です。ブラックリストがどんなものか、どのような条件でブラックリスト入りするのか、わかっている人は少ないのではないでしょうか?自分はブラックリストになんて縁がない…と思っている人にも、ぜひおさえていただきたい知識をご紹介します。

AD

「ブラックリストに載る」とはどういうことなのか

「ブラックリストに載る」とは?

「ブラックリストに載る」とは、過去にクレジットカードやキャッシングなどで、支払いが遅れたり踏み倒したりした経歴がある状態のことです。クレジットカード会社は、お金の返済をしてくれなさそうな人にはお金を貸したくない、つまりクレジットカードを発行したくないもの。結果、1回でも悪い履歴が記録されてしまうと、長期間にわたってお金を借りたり、クレジットカードを作ったりすることがほぼ出来なってしまいます。つまりブラックリストに載るということは、「信用力のない人、お金を貸しても約束通りに返してくれない人」という記録がつけられた状態のことを言うのです。

ブラックリストというリストがあるわけではない

リストに載るというからには、実際にリストが存在すると思うかもしれませんが、実際にはブラックリストという名称の名簿のようなものは存在しません。ブラックリストに載るというのは、過去に悪い利用履歴があってクレジットカードやカードローン、住宅ローンなどの契約ができない状態を差す言葉として使われています。
というのも、通常クレジットカード発行会社や消費者金融などは、自社の利用者の履歴を持ち寄って一つのデータにして保管し、共有しあっています。自分の利用しているクレジットカード利用歴は、利用していないカード発行会社からでも確認されますし、持っているカードの枚数や利用頻度も分かります。消費者金融を利用していても他のカード会社から利用歴が確認でき、現在どのくらい借金残高があるのかもわかる仕組みです。なので、この共有されている個人情報データに悪い利用履歴が残っている状態を「ブラックリストに載る」と表現しているわけです。

ブラックリストに載るケース/載らないケースを知ろう

ブラックリストの記録はしばらく残るものです。5年もクレジットカードのない生活を送るのはとても不便…と想像がつくのではないでしょうか?個人情報は汚さないように気を付けるのが一番の対策になります。以下ではブラックリストに載るケースと載らないケースについて整理しています。

AD

ブラックリストに載るケース

シンプルに考えると、借りたお金を返さない場合にはブラックリスト入りすることになります。

AD

① カードや消費者金の支払いをしない

クレジットカードを利用した金額を期日までに返さず、その後も返済できない状態が続いた場合には「延滞した」という記録が残ります。これは筆者にも経験があり、クレジットカードの引き落としの日に引き落とし口座に十分な残額がなく督促状が来た…ということを2~3回繰り返してしまいました。結果、海外に行く予定があったのにすぐに新規でクレジットカードが作れなくなったことが…。

② 自己破産や任意整理などの債務整理を行う

自己破産をした場合や、借りたお金の返済を減額してもらう交渉をする任意整理を行った場合には、ブラックリストに載ります。借りた側からすると自己破産は権利ではあるのですが、お金を貸した側からすれば「二度と貸したくない」と思われても当然です。

③ 多重申込をした場合

クレジットカードや消費者金融、銀行のカードローンなどを手当たり次第に申し込む行為も、短期間ではありますがブラックリスト入りすることになります。続けて審査に通らなかった場合も、たくさん申し込みをしたくなる気持ちはぐっとこらえましょう。

④ クレジットカード現金化などを利用する

クレジットカード現金化もブラックリストに載りやすい行為です。

AD

⑤ 携帯電話の支払いが滞っている場合

よくあるブラックリスト掲載の事例が、携帯電話料金の滞納です。携帯電話の新規契約と機種変契約の際に、携帯電話本体の分割購入契約をしているので、その料金がきちんと支払われているかは確認しておくとよいでしょう。

AD

⑥ 奨学金の返済が滞っている場合

長期間に渡る滞納や、毎月督促状が届いてから支払いをしているという場合には信用情報が傷ついてしまっている可能性が高いので気を付けましょう。

ブラックリストに載らないケース

次に、ブラックリスト入りの心配をしなくてよいケースが以下です。

① 電気代やガス代の支払い遅延

電気代やガス代などはいくら滞納したとしてもブラックリスト掲載に繋がることはありません。これらの支払履歴というのは個人信用情報機関には登録されないものだからです。

② 過払い金返還請求をした場合

過払い金返還請求をカード会社や消費者金融会社にした場合でも、現在ではブラックリスト入りしません。

AD

③ ちょっとした延滞

銀行口座にうっかりお金を振り込むのを忘れてしまったという程度の、ちょっとした延滞であればブラックリスト入りすることはありません。支払いに遅れてしまったとしても即座に入金をしている場合であれば、特に問題にされることはないでしょう。

AD

④ 家族や配偶者がブラックリストに載っている

たとえ家族や配偶者がブラックリストに載っていたとしても、自分がブラックリストに載ることはありません。個人信用情報機関では申込者本人の個人信用情報しか確認ができないので、家族がブラックリストに掲載されているかどうかまでは判断ができないのです。

ブラックリストに載らないためには何に気をつけたらよい?

大事なのは「ブラックリストに載らないようにする」こと!

長期間にわたる支払い遅延や契約解除、そして自己破産などの債務整理を行った場合にはどんなに短くても5年間、長い場合には10年程度もブラックリストに掲載されることになるので注意しましょう。ブラックリストに掲載されている期間、クレジットカードは新規に作れず、住宅ローンや自動車ローンも組めず…といったように、不自由な生活を強いられることになります。そのために、やはり大切なのはブラックリストにどうすれば載るのかをしっかり把握しておき、載らないように気を付けて生活することが一番ですね。

個人情報は汚さない

ちなみに、自動車ローンや銀行ローン、消費者金融などで支払いトラブルを起こしている人はその情報が個人信用情報機関に残り、クレジットカードを作れないというケースもあります。クレジットカードだけでなく、普段から「個人情報を汚さないこと」に気を付けるのが賢明です。

AD

まとめ

今回はブラックリストについてまとめました。知識不足からブラックリストに載ってしまわないように、金融知識をしっかり身につけて自分の身を守りましょう。社会ではいかに信用を築き上げるかが大事で、クレジットカードはその実績を作るのに手っ取り早いもの。きれいな個人情報を作って、信用される人間を目指しましょう!