クレジットカードを使ったキャッシング~知識と使用方法まで~

突然予想外の現金が必要になって困った!どうしても手元に現金がすぐに欲しい!そんな時は、クレジットカードのキャッシングを利用することも手段の一つです。
ここでは、クレジットカードのキャッシングの概要と、利用方法をご紹介していきましょう。

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クレジットカードのキャッシングとは?

クレジットカードのキャッシングとは、クレジットカードに付帯する現金を借りられる機能を利用してお金を借りることです。「クレジットカードって、買い物に使う以外にそんな機能があるの?」と驚く人もいるかもしれません。

もちろん、基本的には買い物の支払いを目的としていますが、実は多くのクレジットカードには買い物に使える「ショッピング利用枠」と現金を借りるための「キャッシング利用枠」が設けられているのです。

この「キャッシング利用枠」は、クレジットカードを申し込むときに審査によって決められます。キャッシング枠を0円に設定していなければいつでも利用でき、もちろんもし0円で設定し申し込んでしまったとしても、後でもキャッシング枠を利用したければ審査を受けることは可能です。

注意点は、キャッシング枠はショッピング枠の中に含まれているということ。キャッシングを利用すると、その額分ショッピング枠を圧迫することになります。

例えば、限度額50万円かつキャッシング枠20万円のクレジットカードの場合、キャッシングで上限の20万円まで借りてしまうと、ショッピング枠の利用可能残高は30万円になるというわけです。

手持ちのクレジットカードでキャッシングはできる?

現時点でキャッシング利用枠が設定されていない場合、利用するには追加で審査をする必要があります。カード会社によって異なりますが、現在のキャッシング枠と適用されている金利を確認する方法は以下の3つです。

1、クレジットカードの請求明細書を確認する
2、クレジットカードの会員サイトを確認する
3、クレジットカード会社の問い合わせデスクへ電話する

キャッシングには金利が発生する

キャッシングをする上で心得ておきたいのは、「あくまでもクレジットカード会社に借金をしている」ということ。タダでお金を貸してくれるところはありませんので、当然この場合も謝礼にあたる金利手数料の負担が必要になります。

一般的に高いイメージがある金利ですが、キャッシングの場合、カード会社によって差はあるもののほとんどが最大18.0%。クレジットカードのリボ払いや分割払いとほぼ変わりありません。

キャッシングの利用方法と気をつけることは?

クレジットカードを使ってキャッシングをする一番簡単な方法は、コンビニATMを使うことです。その他、銀行などの提携金融機関のATMや提携会社のキャッシュディスペンサーで行うこともできます。

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キャッシングの利用方法

ATMやキャッシュディスペンサーでのキャッシングは、以下の手順で行います。
1.ATM画面上のメニューから「お引き出し」を選択する
2.クレジットカードを挿入する
3.暗証番号を入力する
4.「お借入れ」を選択する
5.返済方法を「1回払い」か「リボ払い」から選択する
6.「お借入れ金額」を1万円単位で入力する
7.クレジットカード、利用明細、現金を受け取る

※なお、ATMやキャッシュディスペンサーを利用する際には、借り入れ金額が1万円以下の場合は108円、1万円超の場合は216円の手数料がかかります。

また、コンビニATMや銀行ATMからお金を借りる以外に、クレジットカード会社に直接お願いをして指定の銀行口座へ振り込みをしてもらうこともできます。(通称:ネットキャッシング。)手元に現金が欲しいのではなく通帳残高が無くて困っているという場合には、こちらを利用すると便利でしょう。

返済計画を立て、適切な借り入れを

冒頭でも説明しましたが、キャッシングはあくまでも「借金」です。サービスを利用する際には、必ず返済計画を立て、早期の返済を目指しましょう。

また、各カード会社の公式サイトには「返済シミュレーション」が用意されています。各お支払い方法での手数料や利息を計算して返済額をシミュレーションすることが可能なので、ぜひ活用しましょう。

まとめ

クレジットカードを使ったキャッシングの概要と利用方法を見てきました。キャッシングとは、クレジットカードを使ってお金を借りることです。

クレジットカードには「ショッピング利用枠」と「キャッシング利用枠」が設けられていて、キャッシングを利用すると、その額分ショッピング枠を圧迫することになるので注意しましょう。

キャッシングをする一番簡単な方法はコンビニATMを使うこと。その他、提携金融機関のATMや提携会社のキャッシュディスペンサーでも可能です。クレジットカード会社に直接お願いをして指定の銀行口座へ振り込みをしてもらうこともできます。

ただ、キャッシングはあくまでも「借金」ということを忘れずに! 利用する際は、必ず返済計画を立ててから利用し、早期の返済を目指していきましょう!