Amazonを利用する人なら選ぶべきクレジットカード

日本国内で人気を二分するAmazonと楽天ですが、今年発表された利用者数の伸び率では、若干ではあるものの、Amazon側が上回るといった結果で話題になりました。楽天では「楽天カード」の印象がとても強いですが、Amazonの利用にはどのクレジットカードがお得なのでしょうか。楽天とAmazonで価格比較する人も多い中ですから、Amazon利用が増えてきた人にとって選ぶべきクレジットカードについて今回はまとめてみました。

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お得なクレジットカード4選

Amazonの利用でポイント還元率が高いクレジットカードは以外と数が少ないのが現状です。まず、何をもって「お得」とするかですが、やはりAmazonユーザーの定番である「Amazon Mastercardクラシック」と比較して同じもしくはそれ以上のポイント還元率かどうかでチョイスしてみました。

Amazonユーザーの定番「Amazon Mastercardクラシック」

楽天ユーザーが「楽天カード」を利用するように、やはりAmazonユーザーなら「Amazon Mastercardクラシック」と思いますよね。まずはこのカードについて徹底解剖してみましょう。

年会費初年度無料。翌年以降1,375円(税込) ※前年度1回以上の利用で無料
還元率(Amazon利用時)Amazon利用分は1.5%
プライム会員またはAmazon Student会員なら2.0%
還元率(Amazon以外)1.00%
発行スピード最短3営業日
国際ブランドMastercard
電子マネーiD
家族カード年会費無料で3枚まで追加可能
ETCカード初年度無料。翌年以降550円 ※前年度1回以上の利用で無料
発行対象高校生を除く満18歳以上

Amazon以外での利用では、1.0%と最近では一般的な還元率ですが、Amazon利用では1.5%。さらにプライム会員や学生向けの「Amazon Student会員」であれば、2.0%になります。Amazonプライムは、月額500円(税込)もしくは年間プランであれば4,900円(税込)の会費が発生します。ちなみにAmazonプライムの無料お試し期間もポイント還元率は2.0%適用されます。プライム会員ではなくとも、一般的なカードを使うぐらいであれば、Amazon Mastercardクラシックで決済した方がお得なのはわかりますね。Amazonポイントは、1ポイント=1円で利用でき、有効期限はポイントを最後に利用した日もしくは最後に獲得した日から1年間有効なので、よく利用する人であれば、期限切れになることはまずないでしょう。

Amazon Mastercardゴールド

Amazon Mastercardクラシックの特徴が分かったところで、その上位カードならさらにお得なはず!ということで、「Amazon Mastercardゴールド」についてもご紹介したいと思います。

年会費11,000円(税込) ※利用条件により最大6,600円の割引あり
還元率(Amazon利用時)2.50%
還元率(Amazon以外)1%
発行スピード最短3営業日
国際ブランドMastercard
電子マネーiD
家族カード年会費無料で3枚まで追加可能
ETCカード初年度無料。翌年以降550円 ※前年度1回以上の利用で無料
発行対象原則として満20歳以上。本人に安定継続収入がある

Amazon Mastercardゴールドの場合は、やはり上位カードだけにポイント還元率も2.5%と高くなり、さらに年会費4,900円のプライム会員特典が無料で利用可能、さらにゴールドカードならではのラウンジ利用や付帯保険など特典が充実しています。一方で年会費が高くなるのが痛いところですが、「マイ・ペイすリボ」の登録や、年間6回以上のカード利用で最大6,600円の割引が適用されます。プライム会員の年会費4,900円に対し、ゴールド会員の年会費が4,400円ですから、500円もお得にプライム会員特典が利用できると思うと、Amazonヘビーユーザーなら納得ですね。ただし、1点注意が必要です。「マイ・ペイすリボ」に登録すると、毎月リボ払いになり、支払い残高に応じて手数料が発生します。リボ払いを利用したくない人は、限度額の設定を変更しておかないと、せっかくお得なはずが、無駄に手数料を支払うことになってしまうので、必ず確認してください。

Orico Card THE POINT

Amazon発行のクレジットカードの理解ができたところで、同等の還元率としてOrico Card THE POINTを紹介します。

年会費永年無料
還元率(Amazon利用時)2%
※オリコモール経由でのAmazon利用が条件
還元率(Amazon以外)1%
発行スピード最短8営業日
国際ブランドMastercard、JCB
電子マネーiD、QUICPay
家族カード年会費無料で3枚まで追加可能
ETCカード無料
発行対象高校生を除く満18歳以上

オリコモール経由という手間はありますが、年会費永年無料でAmazon Mastercardクラシックと同じ2%の還元率は嬉しいですね。しかも入会から半年間は3%という特典も。貯まったポイントは、500ポイントからAmazonギフト券(500円分)などに交換することができます。しかも交換手続き後すぐにメールでギフトコードが贈られてくる仕組みなので、タイムラグも少なくすぐ利用することができます。iTunesやLINEなども同じく500ポイント=500円で交換でき、1,000ポイントまで貯めればEdyやnanaco、マイルにも移行できます。Amazonプライムは不要であれば、Orico Card THE POINTで充分かもしれません。

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JCB CARD W

年会費永年無料
還元率(Amazon利用時)2%
還元率(Amazon以外)1%
発行スピード最短3営業日
国際ブランドJCB
電子マネーQUICPay
家族カード無料
ETCカード無料
発行対象高校生を除く満18歳以上39歳以下で学生または安定継続収入がある

通常の還元率は1%ですが、JCBが運営するポイント優待サイト「Oki Dokiランド」経由であれば、2%の還元率に。Orico Card THE POINT同様に年会費永年無料でその特典が受けられます。貯まったポイントは、支払い方法の一つとしてOki Dokiポイントが選択できるようになるので、ギフト券への交換不要でそのままAmazonでの買い物に利用できます。しかし、還元率が下がってしまうので、還元率を2%にするためには、いったん「JCBプレモカード」にチャージしてから利用する必要があります。また、このカードは39歳以下までなので、40歳以上の人は申し込みができませんのでご注意ください。

最もお得なクレジットカードは

Amazon Mastercardクラシックを中心に、同等もしくはそれ以上のポイント還元率が期待できるクレジットカードをご紹介しましたが、Amazonの利用度合いでチョイスは変わるでしょう。

Amazonヘビーユーザーなら

日用品も含めてAmazonでの買い物が中心、さらにAmazonプライム会員特典の恩恵を受けたいならば、迷わず「Amazon Mastercardゴールド」がおすすめです!もしすでにAmazonプライムの年会費を払いつつほかのクレジットカードを使っているなら、今すぐその無駄遣いをやめた方がよいですね。リボ払いの設定の変更だけは忘れずに行ってください。

Amazonプライム不要なら

Amazonで買い物はするけれど、Amazonプライムの特典は別にいらないなぁ…という人であれば、Amazon Mastercardクラシック/ゴールドともに持ってはいけないカードです!年会費永年無料で充分ポイントを貯めることができるので、もしあなたが39歳以下ならJCB CARD W、40歳以上ならOrico Card THE POINTで賢く貯めて、様々な特典に活用することをおすすめします。

まとめ

Amazonでポイントを貯めるなら、クレジットカードを選ぶポイントは2つです。1つ目はAmazonプライム特典に魅力を感じるかどうか、そして2つ目は年齢が39歳以下かどうかです。ご自身のライフスタイルと、年齢で判断してお得なカードを選んでくださいね。